精密加工品
軽量!低コスト!優れた特性を持つアルミニウムとは?
アルミニウムは軽量でありながら強度・加工性・耐食性に優れた金属素材です。
その特性を活かし、自動車部品、電子機器、機械装置など、あらゆる分野で使用されています。
アジアプランニングでは、中国・台湾など海外サプライヤーとのネットワークを活かした高品質・短納期対応を行っています。
アルミの代表的な種類と特徴
アルミと一口に言っても、用途に応じて様々な合金があります。
ここでは、代表的な種類と特徴をご紹介します。
A1050(純アルミ)
純度が高く、柔らかくて加工しやすい素材。
電気伝導率・熱伝導率に優れ、電気部品や装飾品などに使われます。
強度は低めのため、構造部品には不向きです。
A2017(ジュラルミン)
「ジュラルミン」と呼ばれる代表的な高強度アルミ。
銅を多く含み、強度・切削性に優れた素材で、航空機や機械部品などに広く使用されます。
ただし、耐食性がやや低いため、表面処理(アルマイトなど)を行うことが一般的です。
A5052
耐食性・溶接性に優れ、板金部品や筐体などに多く用いられます。
強度と成形性のバランスが良く、幅広い用途に対応可能です。
A6061
マグネシウムとシリコンを含む合金で、強度・耐食性・加工性のバランスに優れています。
構造材や機械部品、治具など、機械設計分野でよく利用されます。
A7075(超々ジュラルミン)
非常に高い強度を誇るアルミ合金。
航空機部品・金型・高応力部品など、強度が求められる用途に最適です。
一方で、溶接や表面処理が難しいため、加工条件に注意が必要です。
アルミ切削加工の強み
軽量で高精度な試作が可能
アルミは軽く、加工時の負荷が小さいため、精密切削に向いています。
高精度な試作品を短期間で製作でき、形状確認・機能評価などの試作検証に最適です。
熱伝導性が高く、放熱部品にも最適
放熱性に優れるため、電子機器のヒートシンクやケース部品などにも多く利用されています。
コストパフォーマンスに優れる
鉄やステンレスに比べ、工具摩耗が少なく加工スピードが速いため、
短納期・低コストでの試作に適しています。
加工時の注意点と当社の工夫
アルミは柔らかく熱伝導性が高いため、切削条件や工具選定を誤ると下記のようなトラブルが起こりやすくなります。
- 切削熱による歪み・寸法変化
- バリの発生
- 工具への溶着(アルミの付着)
アジアプランニングでは、海外提携工場と連携し、
材質ごとの最適条件で加工を行うことで、高精度かつ安定した品質を実現しています。
また、アルマイト処理や表面研磨などの後工程にも対応可能です。
アジアプランニングにお任せください!
- 高精度な金属切削加工品を、国内外ネットワークで柔軟に対応
- ステンレス・アルミ・鉄・真鍮・銅など多様な金属材料に対応可能
- 短納期の試作から量産まで柔軟に対応
- 精密部品加工・小ロット・試作品など幅広いニーズに対応
- ミクロン単位の高精度加工技術で品質と安定性を実現
- 海外調達やコストダウンをお考えの企業様にも最適なご提案
- 国内外協力工場との連携で、品質・納期・価格の最適バランスを実現
- 製品紹介
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加工方法
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