精密加工品
板金加工
板金加工とは?―金属板からの形状作成・加工技術
板金加工は、金属の薄板(鋼板、ステンレス、アルミ板など)を用い、切断・折り曲げ・パンチング・溶接・仕上げなどの工程で、機械部品・筐体・カバー・パネルなどを製作する金属加工手法です。
厚み3 mm未満~10 mm程度の板材を利用するケースが多く、製品設計から量産まで幅広く対応できます。
主な加工工程と特徴
- レーザー/プラズマ切断:金属板を高精度・高速で切断。複雑な形状や細穴も加工可能。
- シャーリング/バンドソー切断:板を直線的に切断する基本工程。コストを抑えた大量加工に適しています。
- 折り曲げ加工(ブレーキプレス):金型を用いて板を所定の角度に折り曲げ。筐体や板金ケースの成形で多用されます。
- パンチング(打ち抜き)/抜き加工:穴あけ・切り抜きなどを高速で実施。量産部品やパネル工場で多用。
- 溶接・組立加工:板金部品を溶接やリベット・ファスナーで組立。フレームや筐体の形状づくりに必須。
- 表面処理・仕上げ:静電粉体塗装、めっき、アルマイト、レーザー刻印など。外観・耐食性・導電性など設計仕様に応じて対応。
板金加工を選ぶメリット
板金加工は以下のようなメリットがあります
- 量産性が高く、1 個の試作から数万個の量産まで対応可能。
- 板材と簡易な加工設備で形状の自由度が高く、デザイン変更・設計変更に柔軟。
- 素材:鋼・ステンレス・アルミなど幅広く対応可能。軽量化・コストダウン設計に有利。
- 仕上げ工程を含めた一貫対応で、納期・品質・コストをトータルで管理可能。
当社の板金加工対応サービス
当社では、板金加工に関して以下のような特長を持っています:
- 国内外の協力工場ネットワークを活用し、短納期・小ロットから量産まで柔軟に対応。
- 設計仕様(抜き寸法・折り曲げ角度・溶接形状・仕上げ仕様)を英語・中国語含めて確認し、輸入調達も含めたトータルサポート。
- 複合加工:切断 → 折り曲げ → 穴あけ → 溶接 → 仕上げまでを一貫管理。加工ミスを減らし、品質の安定化を実現。
- 素材:鉄・ステンレス・アルミ・銅など幅広く対応。板厚・仕様により最適な設備・工場を選定。
- コスト最適化:設計段階から板金加工コストに配慮した提案が可能。例えば折り曲げ回数の削減・素材歩留まりの改善など。
板金加工のご相談・お問い合わせはこちら
「板金加工で試作を始めたい」「海外ブランド部品の板金加工を短納期で依頼したい」など、板金加工に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。
▶ お問い合わせページへ
Precision Machining
精密加工品
- 製品紹介
-
加工方法
-
放電加工「放電加工」とは、金属など電気を通す素材(導体)に対して、機械的な刃物で削るのではなく、 電気放電による熱エネルギーを使って材料を除去していく加工技術です。 一般に「EDM(Electrical Di..
-
ローレット加工ローレット加工とは?―滑り止めやデザイン性を高める表面加工 ローレット加工とは、金属部品の表面に細かい凹凸のパターン(滑り止め模様)を刻む加工方法です。旋盤などで「ローレット工具(ローレットホイール)..
-
板金加工板金加工とは?―金属板からの形状作成・加工技術 板金加工は、金属の薄板(鋼板、ステンレス、アルミ板など)を用い、切断・折り曲げ・パンチング・溶接・仕上げなどの工程で、機械部品・筐体・カバー・パネルなど..
-
- サクッと学べる金属加工の話
- 加工に関するお問い合わせ