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【デバン作業とは?】コンテナを開けて荷物を出す現場の裏側を解説!

デバン作業とは?

「デバン」とは、英語の Devanning の略語で、コンテナの扉を開けて荷物を取り出す作業のことを指します。

輸入コンテナが倉庫や物流拠点に到着した後、最初に行われる作業であり、「荷下ろし」とも呼ばれます。

なお、コンテナに荷物を積み込む作業は「バンニング(Vanning)」と呼ばれ、

これらは国際物流の現場では常にセットで語られる重要な用語です。

デバン作業の流れと実際の現場

1. コンテナ到着と設置

貨物を載せたコンテナは、トレーラーに引かれて物流センターに到着します。倉庫のスペースや設備に応じて、コンテナはそのままシャーシごと置かれたり、地面に直接降ろされたりします。

シャーシとは、トラックの後ろについている車輪が付いた荷台のことです

シャーシ付のトラック

2. コンテナの開扉

コンテナの扉を開ける際には細心の注意が必要です。

中の荷物が輸送中に動いたり崩れたりしていることもあり、不用意に開けると危険なこともあるのです!

特に重量物や積み方に偏りがある場合は慎重な作業が求められます。

コンテナの扉をあけた画像

3. 荷物の取り出し(荷下ろし)

荷物の種類に応じて、手作業、ハンドリフト、フォークリフトなどを使って荷下ろしを行います。

海外の港では、荷物が港に着いた順番にコンテナへ積み込みをするため
段ボール、パレット、バラ積みなど積み方もさまざまです。

コンテナには容積・重量に限度があり、過積載になると安全面・効率面でリスクが増します。

アジアプランニングでは、事前に海外の取引先と密に連絡を取り、適切な積載計画を立てることで、
スムーズな荷下ろしを行えるようにしています。

4. 検品・仕分け作業

取り出した荷物はその場で検品・仕分けされます。

品番・数量・外装破損の有無を確認し、パレットの破損や段ボールの破れなどは、その場で補修します。

パレットを補修している画像

デバン作業の難しさと工夫

🔹暑さ・寒さとの戦い

コンテナ内部は夏場は40度以上、冬は冷蔵庫のような寒さになることもあります。

エアコンもない密閉空間での作業は、体力と集中力が問われる過酷な環境です。

🔹安全面の配慮

落下物、重量物の取り扱い、足場の不安定さなど、危険が多い現場のため、安全靴・手袋・ヘルメットの着用はもちろん、チームでの声かけや注意喚起を徹底しています。

🔹密な連携がカギ

特に輸入コンテナでは、現地サプライヤーとの連絡不足によって過積載や不安定な積み方になることもあります。

そのため、アジアプランニングでは、取引先と日常的に連絡を取り合い、荷姿・数量・積載順などを事前に細かく確認しています。

アジアプランニングのデバン対応と強み

アジアプランニングでは、乙仲業者様・運送会社様と密に連絡を取り「デバン作業」に柔軟かつ迅速に対応しています。

アジアプランニングの強み

  1. 🔹年間250件以上の船積み実績
    → 豊富な輸入・輸出経験から最適な配送ができるよう荷物の出荷時から細かな調整をしています。
  2. 🔹混載便によるコスト削減
    → 複数荷主の商品を1本のコンテナに積載し、お客様の物流コスト削減に取り組んでいます。
  3. 🔹中国・台湾サプライヤーと直接交渉
    → 細かな仕様や積み方、スケジュールの調整を行っています。

まとめ

デバン作業は、単なる「荷物を出す」だけではありません。

安全、効率、計画性が求められる物流の要なので、これからも現場の声に耳を傾けながら、より安全で効率的な物流サービスの提供を追求していきます。