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皿型座金付きナット

皿型座金付きナットとは?

皿型座金付きナット(英語では“Spring Washer Nut”や“Disc Spring Nut”)は、ナットと皿バネが一体化または組み合わせて使用される、緩み止め機能を強化した締結部品です。

 

皿バネとは、円盤状のバネで中心が盛り上がっており、圧縮されることで反力(ばね力)を発生させます。

 
この弾性力により、ボルトに継続的な締付け力(軸力)を与えることで、振動や衝撃による緩みを抑えます。
 

ナットと一体成形されたもの、あるいはナット+皿バネの組み合わせで使われることが多く、機械の耐振動性・安全性向上に寄与します。

 

別名で「アンカー用座金付きナット」「ハイブリッドナット」と呼ばれることもあります。

 

※「皿バネナット」と呼ばれることもありますが、当社品はバネ性がありません。

皿型座金付きナットの用途

皿型座金付きナットは、下記のような振動・衝撃を受けやすい環境において、ナットの緩み止め対策として広く使用されています。

産業機械・設備機器

製造ラインにある自動機やプレス機、搬送装置などでは、頻繁に小刻みな振動が発生します。

皿バネナットにより、定期的な再締めを減らし、メンテナンス性が向上します。

建設・土木機械

重機や杭打機など、動的荷重が繰り返される現場では、緩みによる部品脱落が重大事故につながるため、皿バネナットが重要です。

鉄道・車両

鉄道の台車や連結部など、高速かつ大きな振動を伴う箇所にも採用され、安全性向上に寄与します。

発電設備・インフラ施設

風力・水力発電などのタービン部や橋梁構造など、高い信頼性が求められる構造物でも使用実績があります。

皿型座金付きナットの種類

皿型座金付きナットには、目的や設置条件に応じていくつかのバリエーションがあります。

一体型皿型座金付きナット

ナット本体に皿バネを組み込んだタイプ。

取り付けが簡便で、作業時間の短縮にもつながります。ねじ部とバネが一体構造のため、分解・紛失の心配も少なくなります。

分離型(ナット+皿バネ組み合わせ)

汎用ナットと皿バネを別々に用意して組み合わせて使うタイプ。

バネの材質や厚みによる調整が可能で、カスタマイズ性が高いのが特長です。

ダブルナット+皿バネ構成

強固な締結力を求める場合、通常のナットとロックナットの間に皿バネを挿入する方法が取られます。

鉄道やエネルギー施設などで使用例が多いです。

ステンレス皿型座金付きナット

耐食性・耐熱性に優れ、海上設備・化学プラントなど過酷な環境下での使用に適しています。

皿型座金付きナットの規格表

皿型座金付きナットの規格表

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ステンレス 皿型座金付きナット(コート付) 規格

サイズ小箱入り数入り数/ケース
M42000 x 1020,000
M51500 x 1015,000
M6600 x 106,000
M8400 x 104,000