企業にとって「福利厚生」は、単なる付加価値ではなく、優秀な人材を確保したり、定着率を向上させる重要な要素になっています。
弊社でも採用面接を行うなかで、給与だけでなく「働きやすさ」や「ワークライフバランス」を重視する求職者が増えており、福利厚生の充実度が企業選びの決め手となっているなと感じます。

では、なぜ多くの企業が福利厚生の強化に力を入れているのでしょうか?
人材獲得競争の激化
現在、多くの業界で人手不足が深刻化しています。
特に優秀な人材の確保が難しくなっているため、「福利厚生の充実」=「働きやすい環境の提供」 が求職者にアピールするポイントになっているのです。
実際、企業口コミサイト「OpenWork」 などの調査では、福利厚生が充実している企業ほど社員満足度が高く、離職率が低い傾向があることが分かっています。

社員のモチベーション向上と生産性アップ
福利厚生の充実は、社員のモチベーション向上にもつながります。
特に、健康維持・スキルアップ・ワークライフバランスを支援する制度を導入することで、
長期的に働きやすい環境を整え、企業の生産性向上につなげることができます。

ここからは、弊社で新しく導入された福利厚生をご紹介します!
アジアプランニングの福利厚生
1.社員の成長を応援!「アルティジャーノ制度」とは?
今は、多くの企業が社員の自己研鑽を支援する制度を作っていますが、弊社が採用している「アルティジャーノ制度」は、その中でも特にユニークな取り組みです。
「アルティジャーノ制度」は、語学テストや簿記、CADなどの資格取得に向けて努力する社員を全面的に応援するために作られた制度です。
この制度の名前には、イタリア語で「職人」を意味する「アルティジャーノ」の言葉が込められており、スキルを磨き続ける社員を職人のように育てていきたいという、思いが込められています。
具体的には、受験費用を会社が負担してくれて、合格した場合には、レベルに応じた報酬があります。
実際に、この制度を活用して、すでに何名かの社員が自身のキャリアアップを目指しています。
例えば、TOEIC(英語)やTOPIK(韓国語)、ECO検定など、さまざまな分野の試験に挑戦する社員がいます。
それぞれの分野での努力は、個々のスキル向上だけでなく、職場全体の知識やモチベーションを引き上げる大きな原動力となっているなと感じます。
「アルティジャーノ制度」が社員と会社にもたらすメリットは多くありますが、
一番大きいのは「会社が応援してくれる」という安心感ではないでしょうか?
勉強をしていると一人で黙々としなければならない時間もあります。
そんな中で、会社のために頑張るというのも、一種の目標となっています。
この制度を活用してTOPIK(韓国語検定)に合格しました!

2.社員の学びを応援!「書籍代補助制度」
今年から「書籍代補助制度」を新たに導入しました!
社員一人ひとりの成長が会社の未来を創る──そんな想いを込めて、作ったこの制度は、
業務に役立つ知識の習得や自己啓発を支援することを目的とした総務部発案の福利厚生です。
「書籍代補助制度」は、社員が業務の効率化や専門知識の習得、また自己啓発を目的に書籍を購入する際に、会社がその費用を一部負担してくれる制度です。
具体的には、業務に関連する専門書や資格取得の参考書、自己啓発書籍などが補助の対象となっています。
なんと電子書籍で購入したものも対象になっています!
まだ始まったばかりの制度ですが、今後、社員がどんな本を購入したのか、活用状況も調査していこうと思います。
普段は本を読まないので、この機会に何か購入してみたいです!

3.社員の健康を守る!──感染症対策を福利厚生の一環として実施
社員一人ひとりが安心して働ける環境を整えることは、会社としての重要な責任とする社長の考えにより、
弊社では 「マスク・消毒液の支給」や「インフルエンザワクチン接種補助」 など、感染症対策を福利厚生の一環として導入しています。
① マスクの支給
感染症対策の基本であるマスクの着用を徹底するために、事務所内にマスクを置いています。
特に、冬場や感染症の流行期には、一人ひとりがしっかりと予防できるよう、十分な数を用意して、社内だけでなく、外出時にも活用できるよう配慮しています。
② 消毒液や薬の設置
急な怪我に対応できるよう事務所内に救急箱を設置しています。
③ インフルエンザワクチン・コロナワクチン接種の補助
インフルエンザの流行が始まる前に、ワクチン接種の費用を補助する制度を設けています。
希望する社員は、医療機関で接種を受けることができ、費用の全額を会社が負担してくれます。
コロナワクチンの費用負担も同様です。
感染症のリスクを減らし、安心して仕事に集中できる環境を整えることを目的としています。
ティッシュ「鼻セレブ」を置いてくれているので、花粉症の時期に鼻が痛くならなくて助かりました。

まとめ
福利厚生は、社員が安心して働ける環境をつくるために欠かせないものです。
充実した福利厚生があると、社員の満足度が上がり、仕事のやる気や会社への定着率も高まります。
最近は、健康管理や働き方の柔軟性、スキルアップ支援など、社員のニーズに合わせた福利厚生が求められていると感じます。
アジアプラニングでは、時代に合わせて福利厚生を見直し・検討しているので、また新しく更新したときにはご紹介させていただきます!